プロ声楽家がオススメするオペラ歌手〜ソプラノ編①〜

船橋市の総合音楽教室スカイワードミュージックスクールで、ヴォーカルコースならびに幼児音楽コース主任を務める、声楽家の新村まどかです。

過去数回に渡ってお送りしている「オススメのオペラ歌手シリーズ」。今回からは女声編にいよいよ入ります。

今回はソプラノ編①をお送りいたしますので、是非ご参考になさってください。

マリア・カラス

1923122日、アメリカ合衆国のニューヨークに生まれる。

緻密な楽譜の読み込みと音楽の分析能力に裏付けられた演技力と歌唱力で、他を圧倒する20世紀最大のプリマ・ドンナ。音域も非常に広く、ソプラノ・レッジェーロからメゾ・ソプラノまで幅広いレパートリーを歌うことが出来た。

参考動画:オペラ「椿姫」より「ああ、そはかの人か〜花から花へ」

ヴェルディの代表作品である「椿姫」の中でも特に有名な曲。パリの高級娼婦である主人公ヴィオレッタが、青年アルフレードへの愛が芽生えた自分に気づく、一幕のフィナーレに相応しい華やかかつ技巧的なアリア。

レナータ・テバルディ

192221日、イタリアのペーザロに生まれる。

マリア・カラスと人気を二分した歴史に名を残すプリマ・ドンナ。ソプラノの中でも、悲劇のヒロイン役に相応しい美しい声を持ち、抒情的なものからドラマチックなものまでレパートリーをこなした。

参考動画:オペラ「トスカ」より「歌に生き、恋に生き」

ローマの歌姫トスカが、恋人との仲を裂かれ過酷な運命にもてあそばれようとする中で歌う、ドラマチックな表現とプッチーニのメロディーの魅力が凝縮されたとても有名なアリア。

エレナ・スリオティス

1943528日にギリシャのアテネで生まれる。

劇的な歌唱スタイルからマリア・カラスの後継者と呼ばれるも喉の酷使がたたり、早くにキャリアを閉じる。低音から高音までの均整のとれた重量級の輝きとダイナミックな歌声は、オペラ・ファンなら一度は音源を聴くべき。

参考動画:オペラ「ナブッコ」より「ああ、わたしが見つけた運命の書よ~かつてわたしも喜びに心を開いた~今やわたしは黄金の王位の」

バビロニア王ナブッコが奴隷に産ませた長女アビガイッレが、自分が王位を継承出来ないと知り、激しく嫉妬し怒りを露わにするアリア。壮大かつ2オクターブ以上を瞬時に操る超絶技巧が必要とされる超難曲。

おわりに

いかがでしたか?私自身もソプラノという事もあり、今回ご紹介の歌手たちはいずれも思い入れのある方ばかりです。

次回はソプラノ編②をお送りします。どうぞお楽しみに!

 

 

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