音楽は自己表現の手法の一つ。どんな相手にも自分の考えや想いを伝えられる心の強さが、音楽における表現力の高さにもつながります。また多彩な世界観を持っていることは、表現の深みにも通じます。
そんな心の強さや幅広い世界観を身に付けるため、当スクールではなるべく早い段階で海外での生活を体験することを推奨し、講師の知人を介してのホームステイの斡旋も行っています。そのプログラムを利用して、ピアノコースの中学生のR君がフィリピンのマニラに、夏休みを利用して12日間の単身ホームステイをしてきました!
ホストファミリーのアナさんのお家は、お父さん・お母さん・アナさん・妹2人・弟1人・アナさんの娘1人という大家族。その中でもジョシュア君はR君と歳が近く、顔や雰囲気が似ていることに加えて、なんと誕生日が同じ!そんな運命を感じ取ったのか、このホームステイを通じてとても仲良くなったそうです!!
アナさんの家族は、彼のことを本当の家族のように温かく迎え、世界で一番小さな火山の見える観光名所であるタガイタイで乗馬をしたり、プールに行ったり、ジップニーというフィリピンの乗り合いタクシーのようなものを体験したりと、盛りだくさんの毎日でした。また、滞在中には語学スクールでの英語のレッスンの時間もありましたが、同じクラスにブラジルや中国から来た子ども達いて、多国籍コミュニケーションを取ることができたようです。
帰国後、R君からはこんな感想が聞かれました。
- 毎日のフィリピン料理は全部美味しくて飽きることは無かった
- 英語には少し自信が無かったけど、やってみたらコミュニケーションはできた
- 親しい間柄での挨拶の仕方など、日本と同じ部分があった。
- ホストファミリーと別れる時はとても辛かった。
ご両親にも話を聞くと、海外に一人で送り出すのは不安も大きかったようですが、海外からもLINE等で楽しそうな様子が届くのを見て安心できたとのこと。こういったテクノロジーの進化も、海外体験を行いやすくなった要因の一つですね。
フィリピン人は日本人に比べるとおおらかで気さくな人が多く、ホスピタリティにあふれています。そのため日本人の感覚では「ここまで親切にしてもらっていいの?」とと感じますが、そのマインドや文化の違いのみならず、日本人と共通する部分も発見できたことは、彼にとって大きな宝物となるでしょう。今回のホストファミリー達との絆をこれからも大切にしていってもらいたいと思います。
こんなにも様々な体験をして、それを楽しんで帰ってきたR君に大きな賛辞を贈りたい!!今回の経験は、彼の今後の音楽はもちろんのこと、人生にとって大きな意義のあるものだったはず。今後の成長が本当に楽しみです^^
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