ヨーロッパの音楽教育の原点は教会機能であり、そこに付随する聖歌隊が大きな役割を占めているのは自明である。
これは音楽が宗教活動という文化から生まれ、生活インフラに取り込まれ根付いているからである。
ここで、ちょっと考えてみて欲しい。
ヨーロッパにおける3000年前の結婚式はどうだっただろう?
おそらく心の面では現代人と全く同じだったと思う。
つまり、「祝福してあげたい」「おめでとう」と感じていたのではないだろうか?
違いはインフラの面だけで、当時は結婚式場やホテル等はなく、村の集会場のような広場で宴を開いていた筈だ。
きっと、そこでは村を上げて新郎新婦を祝う為に、友人たちが酒を飲んで歌を歌ったり、踊りを踊っていたのは想像に難くない。
そう!これこそが音楽の原点、プロトタイプなのだ!
そして、そこに登場したのが打楽器だろう。
そこらに転がっている木や石で、踊りや歌に拍子をつけたのだ。
ここでリズムという要素が生まれてくるのだ。
次に続く
コメント