こんにちは。スカイワードミュージックスクール副代表ピアノコース主任の石川です。
さて、スクールでは出来る限りの感染拡大防止対策をしつつ、先日8月23日に有志の生徒さんで相聞会を行いました。
相聞会とは、「それぞれが課題を持って演奏し、お互いに聴きあって勉強する会」であり、スクールコンサートとはまた違った演奏の実験のような会になります。そしてその相聞会に向けて7月終わりから8月の夏休み期間中に集中レッスンを行いました。
そもそも今回の相聞会のきっかけとなったのは、M君が夏休み明けのピアノ伴奏オーディションを受けられるようプレ本番の機会を作りたかったため。オーディション迄の期間は1か月ちょっと。そこで、他の方にも「夏休みの1か月で曲を仕上げよう」と7月末に声掛けをしたところ、直前であったにも関わらずなんと7名の集中レッスン&相聞会の参加者が集まりました!
そんな多くの人数が集まったのも、きっと7月下旬に行ったスクールコンサートで手ごたえを感じたりやる気に火が付いた証拠なのではないかと思います!
こちらとしては、今後の練習計画をイメージできるように「1か月頑張ったらどの位曲が弾けるようになるのか」を自分自身で知ってほしいと思っていました。1か月で曲を仕上げるというのは中々大変な事で、短い期間の家で中々音楽が手に入ってこず投げ出したくなったり、焦りでいっぱいになったり、必死に練習したりと本当それぞれに書き尽くせないほどのドラマがありました!
そして迎えた相聞会。
指導者としても少々どきどきして迎えたのですが、皆さん1か月頑張った成果として素晴らしい演奏をしてくれました。
先述のM君、そしてK君はピアノ伴奏だったのですが、そのサポートとしてヴォーカルコースのG君とのアンサンブルをこなし、G君自身もなんとナポリ語で「サンタルチア」を歌ってくれました!他の生徒さん達は皆さんピアノソロでしたが、持っている力以上の曲に挑戦してもらいそれぞれ1か月とは思えないほど見事に弾いてくれました!
今回からはお互いの演奏を聴いて一人ずつにコメントを書き、最後に良かった演奏をそれぞれ2人選んでもらいましたが、今回の相聞会の主役である伴奏オーディションを受けるM君が見事一番多くの票を集める結果となりました!
そして会の最後には、私も江口莉永先生と共にレコーディングを視野に入れて、2台ピアノヴァージョン用に編曲しているモーツァルトのピアノ4重奏曲ト短調を実験的に演奏させて頂きました。
この夏期集中レッスンと相聞会を通して、参加者の皆さんにはかなり自信と実力がついたのが目に見えてよく分かりました。結果がどうあれ、本番に向かってひたむきに頑張る事が成長に繋がる大きな要素だなあとつくづく感じました。
今回のように生徒さんが大きく成長されるのは、指導者として大きな喜びです!
次回の相聞会は12月を予定しています!今回参加出来なかった方々も次回は是非ご参加ください。皆さんの演奏が今からとても楽しみです!!
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