【講師出演】室内楽コンサートにてモーツァルトのピアノ四重奏曲を披露

こんにちは!船橋市のスカイワードミュージックスクールで、幼児音楽コース/ピアノコースを担当する江口莉永(えぐち りえ)です。今回は、先日出演した室内楽コンサートについて振り返ってみたいと思います。

 

目次

モーツァルトのピアノ四重奏を披露

お盆明けの8月半ば、わたしの地元である広島にて、室内楽コンサートに出演させていただきました。

普段はソロだったり伴奏をさせてもらう機会が多いため、貴重なアンサンブル経験となりました。かつて音大で室内楽の授業を受けたことはあったのですが、「室内楽」の演奏形態はさまざまですし、ピアノ四重奏で、さらに(!)プロの弦楽器奏者の方との共演は初めてだったので、大変刺激的でした。

披露した作品は、モーツァルトのピアノ四重奏曲第1番より、決然とした雰囲気の第1楽章。風を切るようにTuttiで始まるモチーフがかっこよくて印象的です。

こちらの作品、本来であれば昨年5月に披露する機会があったはずなのですが…、感染拡大による度重なる延期により、披露の場を変えてやっと今回お目見えすることができたのです。おかげさまで(?)しっかりと準備することができたかなと思います。

 

アンサンブルに向けて準備したこと

今回のアンサンブルにあたって、克服したいなと思っていたことが明確にありました。とりわけ気にしていたのはタイミング。弦楽器とピアノ、楽器の構造が違えば音の立ち上り方もまるで異なります。ぴたりと気持ちよく音を合わせて会場に届けるには…ということを終始考えていました。

結果的に、ひとりでの練習段階でフレーズの取り方を見直していったことでかなり解決したかなと思います。4拍子なので、「4→1」の動きをとことん意識しました。また、ピアノ主任講師の朋子先生にもかなりお助けいただき、弦楽器のパートをピアノで弾いて合わせてくださったり、音楽のキャッチボールのなかで改善するべき箇所を抽出してくださったり。(ありがとうございました!)

 

主体となって音楽をつくる

前日の合わせ&本番では、プロの弦楽器奏者の方が迎えて下さり、ゲストのような立ち位置をピアニスト(わたし)に振ってくださったおかげで、思うように、弾きたいように音楽をつくらせていただきました。

一方で言い方を変えれば、多くの部分をわたしに任せてくださったぶん、「どう弾きたいか」「どんな形でフレーズをとらえてるのか」もわたしが伝えないとなりません。限られた時間でしたが、綿密に打ち合わせしました。

音楽をよくするための言葉によるやり取り、とても大事ですよね。

振り返ってみれば、これまでの音楽の学び方について考えたとき、教えてもらうことが大半だったなと思います(わたしのキャリアが短いからでもありますが)。先生が気付いたら教えてくれる…それはそれで安心感はありますが、いざ奏者たちが主体となって音楽をつくる場面になったとき、自分自身がアイディアを持ちあわせてないと対等に音楽ができないなと感じました。普段から、もっと主体的に音楽を学んでいかなくては!

今回は、室内楽コンサートの振り返りをお送りしました♪ 今後の勉強に向けて、励みになる体験でした。室内楽、これからどんどん挑戦していきたいです!

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