船橋市のスカイワードミュージックスクールでピアノを教える石川朋子です。
すっかり寒くなってきましたね。このまま冬に突入するのでしょうか。
さて、今日のテーマは「チャレンジ」です。何事においても、少し背伸びをした挑戦が大きな成長をもたらしますが、ピアノコースの生徒たちの姿に、改めてチャレンジすることの大切さを感じる場面がありました。
いずれも結果は少し残念な部分もあったのですが、2つのエピソードをご紹介します。
ジュニアピアノコースK君の場合
小学生のK君。先日ご紹介したTちゃんのように、学校の合唱祭でのピアノ伴奏オーディションが行われることになり、そちらへの挑戦を表明!!
※Tちゃんのエピソードはこちら
https://skyward-music.com/archives/1226
課題曲は「はじめの一歩」。卒業式などでも歌われる、とても前向きな歌詞の曲です。
オーディションまでの時間は2週間ということで、Tちゃんと同じように追加レッスンやメール等を通じたアドバイスなどを行いました。
そうやって頑張ってきたところで、信じられない連絡が。オーディションが、学校側の一方的な都合で5日も前倒しされて突然実施されたというのです。2週間の予定で練習計画を立てていたK君は残念ながらオーディション不合格。
せっかくの子どもたちの熱意に水をさすような一方的な日程変更には抗議をしたくなるほど怒り心頭だったのですが、Kくんからはオーディションの有無に関わらず予定されていた練習/レッスンをしたいとの申し出があり、宣言のとおり最後まで練習して「はじめの一歩」をしっかり弾けるようになりました!
オーディションの結果は残念だったのですが、この2週間の特別レッスンでK君のピアノの腕前は一気に成長しました!また、理不尽な目にあいながらも最後までやり切ったことは、ピアノに限らず今後のK君の成長にきっとプラスになるものと思います。
保護者様からも「もっとしっかり頑張らせたかった」という悔しい想いを聞いていましたので、K君には3月のスクールコンサートで「はじめの一歩」を弾いてもらう予定です!
スタンダードピアノコース川田さんの場合
先日「大人のためのエリーゼ音楽祭」の予選通過をご報告した社会人生徒の川田さん。いよいよ本戦が行われました!
※予選突破のお知らせはこちら
https://skyward-music.com/archives/1234
結果は残念ながら銅賞だったのですが、川田さんにとっては自身の課題克服のための様々なチャレンジをする良い機会となったようです。
川田さんの以前からの課題の一つに「本番に向けて心身の状態をいかに整えるか」ということでした。練習通り(もしくはそれ以上)の演奏を本番でするためには、演奏直前の準備が非常に大切です。
この点は日頃のレッスンではなかなか鍛えられる内容ではなく、実地体験をいかに積むかがポイントとなります。川田さんは予選と本選の2回の本番でそれぞれ直前の準備の方法をいくつか試すことができたようで、残念なことに本選の時に行なった準備が裏目にでた部分もあったようなのですが、今後に向けた手応えを感じている様子でした。
また、指導する立場から見ると、今回のチャレンジを通じて川田さんのピアノへの向き合い方が一段階レベルが上がったと感じています。特に成長を感じたのが「演奏は熱く、心は冷静に」を実践できるようになったこと。また「楽譜の一音ずつの役割まで意識が及ぶようになったこと」も大きな成長だと感じました。
川田さんは常に目標をもってチャレンジを続けたいという高い成長意欲をお持ちの方なので、私たちもそんな想いに精一杯応えていきます!
求む!チャレンジ精神旺盛なピアニスト!!
Kくんと川田さんの事例をご紹介しました。二人とも結果は満足できるものではなかったかも知れませんが、挑戦の過程を通じて大きな成長を手にしました。
当スクールでは挑戦の場としてスクール内部の発表機会はもちろん、コンクールへの挑戦や、介護施設等への訪問演奏、地域イベント等への演奏参加などについても積極的に支援を行なっています。
様々なことに挑戦していきたいピアニスト(まだピアノを始めていない未来のピアニストも含む)の皆さん、ぜひ当スクールで一緒に様々なチャレンジをしてみませんか?私自身もみなさんに負けないようチャレンジを重ねていきます。
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