弾けないときはフレージングを見直そう!

 

こんにちは。船橋市の総合音楽教室スカイワードミュージックスクールにて、主任ピアノ講師を務めるピアニストの石川朋子です。

今日は「フレージング」についてのお話。「フレージング」というのは、文章でいうところの「単語、熟語、区切り」などのこと。

先日、とあるピアノのレッスン生から「16分音符になると、テンポが遅くなる、弾ける感じがしない」とのお悩み相談を頂き、演奏を聴かせてもらうと、確かに16分音符になるとテンポが遅くなっていっていました。

そこでフレージングの取り方を変えるようにアドバイスをしたところかなりの改善が見られ、ご本人からも「長年の悩みが解決した思いです!これなら上手くいきそう!」との感想を頂きました。

 

曲の中で弾けない箇所って必ず何ヵ所か出てきますよね。いくら練習しても、ゆっくり練習しても上手くならない。。

時間をかけても弾けないとモチベーションも落ちてくるかと思います。

弾けない原因には様々な理由があるのですが、その中でも特に大きな要因として、「感じているフレージングが違う、或は考えていない」ことがあげられます。

 

「ぎなた読み」というものをご存知でしょうか?

「弁慶がなぎなたを振り回し」と書いてあるものを、「弁慶が、なぎなたを振り回し」だと意味が通じるけれど、「弁慶がな、ぎなたを振り回し」と読んでしまい意味が分からなかった事が元らしいです。

ピアノを弾く時も気を付けないと同じ事が起こってしまいます。

ピアノなどの器楽曲の場合、どこに単語、熟語、区切りがあるのかははっきりと明記されていませんので、楽譜から注意深く良く読み取る必要があり、それを理解して弾いていないと「弾けない」という状態が起きてきます。

例えば、ドレミレドという音型がある場合「ドレ ミレド」や「ドレミ レド」や「ド レミレド」など色々な区切り方があります。

その場所に適した取り方というのが必ずあるものなので、上手くいかない箇所はよりフレージングを細かく感じる事が上手く行くコツとなります。是非試してみて下さいね!

今日も素敵なピアノライフを!!

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