こんにちは!船橋市のスカイワードミュージックスクールで、幼児音楽コース/ピアノコースを担当する江口莉永(えぐち りえ)です。今回は、線の音&間の音をテーマに、レッスンの様子をお送りします。
あなどれない!線の音、間の音
これまでにも五線を伴うカリキュラムをさまざま紹介してまいりましたが、今日は「線の音」「間の音」についてのお話しです。
すでに楽譜の仕組みやルールを知っている方からすると、そう難しくないこと、あるいは見たらすぐお分かりになることかもしれませんが、子どもたちにとってはやや複雑です。たとえば、これは線の音?間の音?と、ある音符を指さしたとき。音符が線上にあれば「線の音」。線と線の間にあれば「間の音」と、らくらく答えてくれるので一見問題なさそう。
ですが、場面が変わって「さあ、五線に音符を書いてみましょう!」というシーンになると、線の音はすらすらと書けているのに対し、間の音になるとちょっと難しそう…。
線と線の間に丸を(音符を)書くのには、なんだか抵抗があるご様子。
「ファは、ここに書いていいの?」と確認されます(笑)
自分で楽譜がすらすら読めるようになるための下準備
線の音と間の音が目に入ったとき、それぞれの視覚的な印象はだいぶ異なってくると思います。
その印象の違い(楽譜をぱっと見たときのイメージ)は、楽譜をどんどん先へ読み進めるときにカギになってくる要素でもあります。
導入時期の場合、「ドから数えて5番目の音だからソ…?」こんなふうに数えることも多いと思うのですが、
▶例えば、真ん中の線に上の音は「シ」だと覚えると、またひとつ手がかりが増えます(高音域の音も読みやすくなりますね)。
▶さらに、和音を読むとき、ドからスタートしている串刺し団子が見えると、すぐに「ドミソ」が連想されるようにもなります(見るだけで「ドミソ」の響きが頭に降ってくるように!)。
コロナ禍のレッスン、できることを着実に
小さなお子さんにとって、楽譜をじっくり見つめる習慣なんて日常生活ではなかなかないと思います。楽譜にどんなものが書かれてあって、それらをいかに並べるのかはすべて未知の世界です。
ですので、レッスンではできるだけ嚙み砕いて丁寧に、前回学んだことにしばしば立ち返って組み合わせながら、子どもたちの反応をよく見るようにしています。
そんなわたしも、当スクールの講師となってから半年!アシスタントとして加入した期間を含めるとすでに1年が経ちました。その当初から一緒に勉強している子どもたちは、出会ってすでに丸1年が経過していると思うと、とても感慨深いです。
もっと言えば、初めて出会った昨年の夏はすでにコロナ禍…(いま現在ではいっそう不安な状況となっていますが)。レッスンも、最近ではフェイスシールドに加えてマスク。という、大人でもなかなか息苦しい装備です…。幼児にとっては、もっとしんどいはずですが、毎回元気な様子でレッスンに来てくれています。
なかなか気の休まらない昨今、制約事もしばしばですが、こんなときだからこそ取り組めるメニューにじっくりと励んでいきたいと思います。
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