子ども達のレッスンを見ていて思うこと

最近、子どもにレッスンで接する機会が多い。主に3歳~10歳位なのだが、吸収力がとてつもない。

音楽はざっくりいうと「リズム」「メロディー」「和声」が理解出来れば、ほぼ100%演奏できる。3歳はリズムを中心、4~5歳はメロディとリズムを関連させた訓練、6歳以降基礎を継続させ、徐々に歌と器楽へ移行する。

それを踏まえた上で、最も重要な事、それは「音楽が楽しい!」という事。この前提が崩れてる場合は結局音楽を学んでも嫌になってしまうし、意義も見つけられない。現代の子供たちはただでさえ「MUST」が多くあり過酷な生活を強いられている。

「音楽」とは人生を豊かにするためのツールであるのだから、そこに「強制的なMUST」は出来るだけ避けたい。

先日、子どものヴォーカルアンサンブルのレッスンがあった。ボーイソプラノでウェルナーの野薔薇をレッスンしていた。歌声が素直で美しいのもさることながら、指導がオペラ歌手、伴奏がオルガンとギターという編成で初回の合わせにも関わらず、「これは仕上がったら凄いものが出来るかもしれない!」という予感があった。

変声期前の今しか出せない音を体得しているのと、していないのでは今後の音楽性に大きな差異がでるのは確実で、やはり「音楽は歌から始まる」という確信をもった瞬間だった。
あの響きを知って、器楽に移行すれば演奏の音質、表現が変わるのは必定、変わらない訳がない。

スカイワードミュージックスクールは、この環境を継続して提供していこうと思う。

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