3.11が近い。
実をいうと3.11は体験していない。
ヨーロッパにいたからだ。
3.11の日はやたら友達が訪ねてきて、「大変なことになったな」と慰めてくれたのだが、最初は何が何だかわからなかった。何しろTVもないしインターネットもほとんど使わなかったので、「何を言ってるんだ?」といった感じだった。どうやら地震があったらしいとわかったが、「おいおい!日本はしょっちゅう地震はあるんだよ」などとのんきな事を言っていた。
その後、みんながあまりに騒ぐので(中には日本は無くなったんだ!と言うやつもいたので)ネットにつないだところ、「気仙沼沖に人が2000人浮いている、おそらく全員死亡」とあった。そこで初めて事態が飲み込めた。これはとんでもない事態が発生している!と。
そこから、一気に動いていった。日本領事館、サンクトペテルブルグ市からの依頼で鎮魂のイベントプロデュースを始めた。サンクトペテルブルグのみならず世界が3.11への鎮魂を心から祈念していた。
今、シリアのアレッポは灰塵に帰している。
https://www.youtube.com/watch?v=dWxtsb5FULw
これもまた、現実に起こっている戦争なのだ。
3.11と同じ現実だ。
オリバーストーンは広島で言った、「私はここにいた、68年前ここにいた」と。今、我々もアレッポに心を送ってみるべきではないだろうか?
(続く)
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