ロシアでの3.11〜その2〜

先日、3.11当日にロシアで起こった事を書いた。
その後、ペテルブルグでも連日、日本のニュースで持ちきりだった。もちろん、地震と津波の被害が甚大なのは言うまでもないが、そこに原発事故、即ちFUKUSHIMAの報が入ってきたのだ。

サンクトペテルブルグはチェルノブイリ原発事故の惨禍を受けている。FUKUSHIMAは彼らにチェルノブイリを思い出させた。

ご存知の方も多いとは思うがチェルノブイリはロシアではない。ウクライナとベラルーシの国境近くにある。
不幸な事故ではあったが当時のソビエト首脳陣はモスクワとサンクトペテルブルグの汚染を避けるためにウクライナとベラルーシに犠牲を強いた。

具体的には当時最新の軍事技術である天候コントロールを使い雨を降らせたのだ。結果、チェルノブイリ地区は、ほぼ永遠に汚染から解放されることはない。なぜならこれだけの放射線で汚染されているからだ。

サマリウム149半減期2,000兆年
ウラン238 半減期4億年
ウラン235 半減期7千万年
プルトニウム239 半減期約2万4千年
プルトニウム238 半減期約87年
セシウム137 半減期約30年
セシウム134 半減期約2年
ヨウ素131 半減期約8日

プルトニウム238の87年が短く感じるくらいだ。FUKUSHIMAはもっと深刻な事態と報道されていた。
(続く)

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