編曲のポイントは「手を入れない」こと

Maxim Klykov’s Akademiaに参加してからというもの編曲作業に携わることが多い。
何せメインがバラライカなので専門性が高い。(バラライカが高機能な楽器という意味で)

ましてや彼の指向している方向性がアカデミアなので猶更である。
編曲の際に一番気を付けているのは、出来るだけ「手を入れない」こと。

これはサンクトペテルブルグにいた時、アナトリー先生(和声学の先生)に言われたことを忠実に今も守っている。
曰く、「出来るだけ手を入れない方法を考えろ」

彼はバッハやスカルラッティの作品等も「自分で編曲したものでなければ弾いたことにはならない」という考え方だったので、今もせっせとソロは自分で編曲している。
時間は掛かるが、楽譜を通して意図が見える場合もあるし、楽器の特性上表現できない部分をいかに補うかの作業も面白い

結果、全ての音に理由がなければいけなくなり、運指にも意志が宿る。
それがリテラシーの向上にも繋がると思う。

皆さんも10年くらいかかるかもしれないが、じっくり腰をすえてチャレンジしてみてはどうだろうか?

「ある仕事に3度失敗しても諦めないなら、
あなたにはその道で指導者になれる可能性がある、
10回失敗してなお努力を続けられるなら、
あなたの心には天才が芽生え始めている」by ナポレオン・ヒル

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