こんにちは!ポピュラーコースでギター講師を担当する小室です。
年末みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
今回のブログでは先日鑑賞してきました
澤登翠活弁リサイタル/無声映画鑑賞会
についてお話したいと思います。
今回は『ピーターパン』『キートンのハイ・サイン』『喧嘩安兵衛』の三本立ての上映で、会場は新宿・紀伊國屋ホールにて開催されました。こちらの会場には初めて足を運んだのですが、とても雰囲気のある素敵な空間で、普段ロックやポップスといったジャンルを中心に活動する僕にとっては、すごく新鮮な感じがしました。
そもそも活弁リサイタルや無声映画の鑑賞自体が初めてで、前からとても楽しみにしていたイベントなのです!
無声映画とは?
まだ映画に音声がなかった時代に制作されたセリフや音楽の入っていない映像のみの映画のことで、当時は上映の際、映像に合わせて伴奏音楽を演奏し、弁士によるセリフや解説で映画鑑賞を楽しんでいたそうです。
そしてなんと今回の上映で伴奏音楽を演奏されたのは当スクールのポピュラーコースでギター講師をされている湯浅ジョウイチ先生が楽長を務める楽団カラード・モノトーンの皆さんでした。
これがもう本当に素晴らしく、気が付いたら生演奏ということを忘れてしまうくらい映像にぴったりと寄り添うような素晴らしい演奏でした!!
そして弁士の澤登翠さんのお一人で全て演じているとは思えないようなセリフ語りと表現力は鳥肌モノで、完全に無声映画の世界に引き込まれてしまいました。
ほんと、どうやってあんなに沢山の声色を出しているんでしょう。。凄い。
それに当時の映像が今でも残っていることや、昔は日本各地でこのような上映が当たり前のように行われていたと思うと驚きですね。
今では当たり前のように色や音と共に上映されている映画ですが、無声映画の色のないモノクロの世界は独特で新鮮であり、僕にとってとても貴重な体験になりました。
そして今回の鑑賞を通して、自分の中の音楽や芸術の世界観がまた一つ広がったと同時に、このような素晴らしい伝統芸術に触れることや知ることは一音楽家としてとても大切なことだなと感じました。
今後も沢山の音楽や芸術に触れていけたらなと思います。
それではまた!
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