休符は「休み」じゃありません

千葉県船橋市の音楽教室、スカイワードミュージックスクール代表の石川直哉です。

ここに宣言します。当スクールでは一般的に言われている休符と言われている、

これらを「休符」と呼ばないことにします!その代わりにこれらを「拍符」「リズム符」もしくは「パウザ」と呼ぶことにします!

なぜこんな事を宣言するのか。「休符」と言われると、真面目な日本人はこれらを『”休み”の音符』と考えて音楽の途中で休んでしまうからです。

誰が訳したのかは分かりませんが、個人的には「休符」という呼び名は重大な誤訳であるように思っています。演奏の途中で休んで良いはずが無いと頭では分かっていても、「休符」と書かれて「休」の字を見ると休んでしまうのも仕方がないこと言えます。それほど言葉の力は強いのです。

そもそもパウザの役割は、会話で置き換えるなら発音のアクセントであったり、文字には書いてあるが発音されない子音であったり、句読点・ブレスのようなものです。句読点でいちいち休む方が不自然で難しいことは誰でも分かるでしょう。

音楽は「話すように演奏する」のが理想。であるならば、パウザを「休み」と解釈した瞬間、音楽も不自然なものとなってしまうのです。パウザとは、音楽に生きた呼吸と躍動を与えるものなのです。

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